アウディーのサーモスタット | クルマ屋 奮闘記

アウディーのサーモスタット



上の画像は、1992年 アウディー100 、V6 AAH型エンジンです。
エンジンオーバーヒート」 で、とりあえずサーモスタットだけを交換との御依頼だったのですが
お恥かしい話、サーモ君が上手に隠れていて簡単に見つけることが出来ませんでした。。

普通はラジエターのアッパーホースかロワホースを辿っていけば、一目でそれと判る膨らみが
見つかるのですが、このアウディーのエンジンにはそのような箇所がどこにもありません!

こういう時は、自力で探し続けるか人に尋ねるか、どのタイミングで
踏ん切りつけるか難しくないですか? 道を聞くのに似ています~w

このケースで私は30分以上も無益な時間を費やしてしまった挙句、
結局ディーラーさんに電話して聞いたらすぐに教えてもらえました。

種明しをすると、エンジン右バンク側のタイミングベルト裏あたりに
サーモスタットはありますとのこと。  タイベル緩めるだけでOK。

基本方針さえ判れば、多少面倒な作業でもどんどん進むものです。
もっと早い時点でサクッと尋ねれていたら・・・ これでも昔に比べると
随分早く切りかえれるようになったほうなのですが。 (^_^;


余談になりますが、右の画像は左バンクのタイミングケース内。
銀色の細かい破片が無数に散らばってるのが判りますでしょうか?
これはアルミが削れた粉です!

異音は全く出ておらず、分解してみないと一切見えない部分なので
手をつけるまでは予想だにしていませんでした。  しかし明かにウォーターポンプは逝ってしまっている模様。。
オーバーヒートしたのが原因というよりも、以前から密かに痛んでいたのかも知れませんね。
当然、お客さまにご報告したのですが、直さずにオークションで売却するとのことでした。  私は従う他なしです。

今頃は、外れ玉を引いてしまった方がどこかにおられるのでしょうねぇ~。  合掌! (-人-)

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