電流制御システム付車両 | クルマ屋 奮闘記

電流制御システム付車両


 上の画像は、2010-04製 Y51 日産フーガのエンジンルーム

 前回記事「アルミ製フットペダル」と同じ車両に、アーシングした完成図になります。
 縦置きのV型エンジンで、最上部に特大の化粧カバー付・・・
 ということで、サークルブロックの配置は必然的にこうなるのではないでしょうか。

 ブラック&シルバー基調のエンジンルームに、ちらっと覗くブルーライン。
 シンプルで且つとても美しく仕上がったと思います♪



電流制御システム付車両:
燃費改善目的で、きめ細かい発電制御を行う車両が増えてきました。 環状の電流測定プローブ ( 電流センサ ) のローコスト化に伴い、自動車にも搭載されだした模様。 直列式の電流計と異なり、単にクランプするだけで正確に通過電流が測定できる優れもの。 これによりオルタネータの発電量を、従来品より繊細に制御可能に。

バッテリー端子の近くにある、丸または四角の部品が測定プローブ。 原理的には、プラス側/マイナス側どちらで通過電流を測定しても同じことで、このためメーカーにより設置する位置はバラバラです。 後付品などを配線する場合注意が必要で、プローブ~バッテリー端子間に接続せぬようにしましょう。

右の画像はフーガ君のバッテリー部分。 プローブは、中央右端に見える黒四角のパーツになります。 本施工のアースケーブルも、バッテリーマイナス端子には直接繋がず、その先のボディーアース部分に落しました。



 余談になりますが、1枚目の画像と下の画像を見比べてみて下さい。
 カバー付きバッテリー格納スペースがエンジンルームと完全に間仕切りされているのが特徴的。

 このような場合、太いケーブルを渡らせるのは案外厄介で、( 青い22sqケーブルの外径は約10mm )
 蓋とボディー・・・ どこか一ヶ所U型に大きく削るか、それぞれ半円に削って丸穴にするか、
 色々検討した結果、「ここしかない!」という場所にホルソー使って真円新設。
 最適サイズのラバー製グロメットをこのためだけにわざわざ調達して嵌めこみました。
 何もない所にグリグリ穴あけるのは勇気が要ります。 上々の出来と思って下されば嬉しいんですが。。^^


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